髪を育ててやる!

月別: 2017年6月

育毛のためチョコを食べるときの注意点

前回はチョコレートに発毛効果があることについてお話しました。

カプサイシンやイソフラボンを摂取すると、胃腸の知覚神経が刺激され、その結果、脳幹の自律神経の中枢が活性化され、交感神経と副交感神経がバランスよく刺激されます。今度は、その刺激が全身に伝わり、末梢組織のIGF-1が増加していくのです。

したがって、更年期における自律神経失調症は、カプサイシンとイソフラボンによる知覚神経刺激によって、自律神経のバランスが整うことで改善が期待できる、と考えられます。

また、末梢組織でふえたIGF-1は、組織の血流の改善、炎症の抑制、組織の再生、さらに育毛などの健康効果を引き起こします。

更年期には女性ホルモンの血中濃度が減少します。すると、女性ホルモンを多く作らせようと、脳下垂体から卵胞刺激ホルモンが大量に分泌されます。

その結果、多くの脂肪組織で、男性ホルモンから女性ホルモンを作るアロマターゼという酵素がふえてきます。アロマターゼがふえれば、女性ホルモンの量はふえますが、一方では、乳がんの発生を促進するようにもなります。

すなわち乳がん細胞か出現したときに、その周囲の細胞でアロマターゼの作用により女性ホルモンが大量に作られると、これが乳がんの増殖を促進すると考えられています。

IGF-1は、アロマターゼの増加を抑制することが知られています。ですから、IGF‐1をふやすことは、乳がんの発症予防にも貢献すると考えられます。

実際、卵巣を摘出したマウスでは、IGF-1量が低下し、認知機能低下、抑うつ状態、および体重増加などが認められます。このようなマウスに、カカオマスポリフェノールを与えると、これらの症状が改善されました。さらに、卵巣摘出により起こってくるアロマターゼの増加も、カカオマスポリフェノールの投与によって抑制されたのです。

これらの事実は、更年期障害の発症には、女性ホルモンの低下によるIGF-1の低下が大きく関わっており、カカオマスポリフェノールの投与は、IGF-1の量を増やし、更年期障害や体重増加、アロマターゼの増加、および脱毛を抑制し得る可能性を示しています。事実、更年期近くの薄毛で悩む女性たちに、カプサイシンとイソフラボンや、IGF-1をふやす薬剤を服用してもらうと、育毛効果に加えて、体が温まるなど更年期障害の改善も認められます。

一般にチョコレート食による健康効果を得るには、1日にチョコレート約50gを食べることが必要といわれています。ちなみに、楠田枝里子さんは1日にチョコレート約50gを食べているそうです。ただ、1日10~30g食べれば、高血圧の改善が認められるので、この量を食べ続ければ、育毛効果も期待できると思います。

コーヒーにもIGF-1増加効果があるので、おやつタイムにはコーヒーとダークチョコレートという組み合わせはいかがでしょうか。単独でとるより、IGF-1は格段にふえるはずです。